旬感!えひめチュレ 12/1(火)放送
みなさん、こんにちは!ますはらあきこです!(^^)!
今週は、菌床しいたけの話題~!ということで、内子町五十崎までGOGOGO~!到着したのは、とても広い敷地です!
ということで、今週は久保興業株式会社農産事業部の森崎一男さん、金本徹三さんにお話を伺います!
久保興業さんで作っている菌床しいたけに欠かせないのが、「ブロック」というアイテム!原木のかわりに、効率よくしいたけを発生(←しいたけなどは“発生”というらしい!)させるこのブロックを作るとこから始まります◎1ヶ月で13,000個ものブロックを作るそうですよ☆ちなみに、原木では収穫まで2~3年かかるしいたけも、ブロックなら4ヶ月程度で収穫できるそうです!すご!!!
材料となるのは、クヌギ、ナラ、シイの木のくず◎木をチップにして栄養を入れて撹拌、殺菌をしたのちに、3ヶ月ほど培養することでようやくブロックが完成~!
こちらが2週間ほど培養したブロック!上から菌をかけているので、上から少しずつ変色していますね~!
それが1ヶ月程経つと…
えっ…
なんか…
いきなり真っ白に~!
食パンか!というくらいに変化したブロック…でもこれはまだまだ途中ということで、2か月経ち、さらに収穫期を迎える頃のブロックがコチラ!
また茶色に!
戻ってる~!!!!
ほんの少しの雑菌でも入ってしまえば、ブロックは使えないそう(>_<)全体の3~5%くらいはどうしても雑菌が入ってしまうそうです。菌床しいたけはすごくデリケートなんですねぇ!また、ブロックは呼吸をしているので、培養している部屋のCO2濃度が高いのも特徴◎頻繁に空気を入れ替えるなど、徹底管理をしています!(^^)!
ブロックを作る袋です◎
90~120日をかけて培養したブロックで育てる菌床しいたけ(*^^*)その生育の様子は圧巻ですよ☆ブロックのあちこちからニョキニョキとかわいらしくたくさんのしいたけが生えています!
すごい量!
中岡「はぁぁぁぁぁ~~~!もっと生えろ~~!」
しいたけを発生させるためには「刺激」が必要です♪刺激とは、ブロックを叩いたり、室内の温度を15℃以下にするなど、めちゃくちゃ人間味のある方法(笑)!でもこれで菌がびっくりして、しいたけが生えてくるというのだから不思議で面白いですよね~!
刺激を与えてから1週間程度で収穫時期を迎えますよ◎みなさんハサミで器用に収穫されていました( *´艸`)
で、中岡さんが気になったのは、このブロック、刺激を与えたら永遠に収穫できるんじゃ…ということ(笑)
でももちろん永遠はなく、収穫の回数を重ねるにつれてやっぱりできる量も少なくなっていきます◎もちろんブロックが壊れてしまったら収穫もできなくなります。収穫と休養を交互に行い、久保興業さんのところでは3回収穫したらブロックの役目は終了しています◎中岡さん、残念(笑)!
無事に収穫されたしいたけは、サイズごとに仕分けされ、茎の長さを調整してパック詰めしていきます☆
ちなみに、ブロックは3回で役目を終えるとお伝えしましたが、その3回のうちに、この100gのパック6~7パック分のしいたけを1つのブロックから収穫することができるそうですよ(*^^*)
久保興業さんでは、環境やエコに配慮したしいたけづくりを実践していて、ゴミを出さない方法を取っています◎
小さかったり広がったりしているしいたけは乾燥しいたけに、カットした茎は牛のエサに、使用済みのブロックはたい肥にと、無駄のない循環したシステムで年間を通してしいたけを生産されています!
金本さんのオススメの食べ方は、炭火で炙って、マヨネーズ・醤油・七味…と、おビール(笑)!うぅ、食べたい…!今度からしいたけの取材には、七輪持参がマストということがわかりました(笑)!