2021年9月7日火曜日

気になる今年の出来は?小田のピーマン♪

旬感!えひめチュレ 9/7(火)放送

みなさんこんにちは!ますはらあきこです♪爽やかな秋風が吹き始めていて、夏の終わりを実感します(^^♪
ただ、まだまだ夏秋野菜と呼ばれる野菜たちもたくさん収穫できているですよ~!今日はその中から、JAえひめ中央の小田地区のピーマンをご紹介します!(^^)!お話を、JAえひめ中央南部営農支援センター小田分室の松本さんにお聞きしていますよ☆


まずは愛媛県のピーマンについて!主に、JA松山市(久万)・JAえひめ中央(小田)・JA愛媛たいき・JAひがしうわで生産されていて、関西(京都・大阪・奈良・神戸)市場、地元市場に出荷されています◎

その中でもJAえひめ中央のピーマンは、およそ県下全体の4分の1の生産量を占めています♪昨年取材したJA松山市の久万のピーマンが一番多い出荷量なのですが、それと小田のピーマンの出荷量を合わせると、なんと県下の90%(!!!)を占める生産量なんだとか!(^^)!
現在JAえひめ中央では、約50名前後の生産者の方がピーマンを生産しています◎主に、京都・大阪・奈良・松山の市場に出荷されており、7~9月が数量の多い時期なので、まさに今、みなさんが店頭でも見かけている県内産のピーマンは小田のものも多いと思います☆


小田のピーマンのおいしさの秘訣は、なんといっても昼夜の寒暖差!これが適度な甘さをもたらしてくれるんだそうです♪
松本さんに、ずばり今年の出来を聞いてみたところ…最近あった長雨で、生産量に結構影響があったんだそう(T_T)確かに、8月に1週間以上雨が降った時、ありましたよね!?

ただ、夏の気温が30℃を超えると生育が悪くなり、さらには長雨で肝心な花が咲かず、生産量に影響が出ているそうなのです。今後の回復に期待!と松本さん!(^^)!
天気のタイミングって、本当に重要なのですね。雨が降らなさすぎるのも問題ですが、降りすぎもよくない…。ただ、変えることができない天気のきまぐれには、事前に準備をして対策でしのぐことが重要です◎




JAえひめ中央のピーマンの、本来の生産量ピークは8月上旬~中旬頃◎
本来だともっと量があるそうなのですが、取材日の選果作業は終了していました。これから天気が回復してすくすくとピーマンが育つと、またバリバリに稼働するそうです!


さらに、収穫量にも「山」と「谷」があるというお話も松本さんからありました!
ピーマンの花が咲いて実ができるまで、だいたい25日くらいなのだそう◎一気にできたピーマンを一気に収穫するわけなのですが、次のピーマンがまたできるには、やはりまた25日くらいかかるのです。これがいわゆる収穫の山と谷♪とにかく、花の咲く時期に、曇りだったり長雨だったり台風がきたりするととても大変!常にお天気との戦いなのですね~!




とは言いつつも、この日もたくさんのピーマンがトラックに積み込まれていました!普段、いかに生産量が多いかを改めて実感しますよね(^^♪6月初旬頃から始まる収穫は、霜が降りる頃まで続くとのことなので、まだまだこれからもたくさんの小田産ピーマンが皆さんのお手元にまで届きますよ☆


ここで、JA全農えひめの長生さんも登場!販売についてのお話を少しお聞きしました。
今期の夏野菜は、8月中旬の台風までは好天にも恵まれ、愛媛を含めたいろいろな産地から潤沢な出荷となっており、数量が多く販売は相場安の展開となっていたそうです。ただ、これは生産者さんにとっては苦しい状況なんだとか…!
そこに8月中旬の台風の襲来と、その後の長引いた曇天降雨によりいろいろな作物の数量が激減し、相場が高くなっていったそうです。
夏場の野菜は外で育てる品目(露地野菜)が多く、天候による影響などで数量の増減が激しく、相場も変わりやすいことも特徴の一つなのですが、ここまで数日の間でガラッと変わるのはなかなか例年にない状況だそう…(>_<)そのくらい、この長雨は大きな影響があったのですね~!
現在も、いろいろな品目で徐々に数量が回復しつつあるそうですが、完全ではなく相場も落ち着いてはいない状況が続いているとのことです。ただ、これは市場価格のお話なので、スーパーでみなさんが目にする価格とはまた違うそうですよ◎

いずれにせよ、野菜って生活に直結しているので、ちょっとの価格変動も消費者としては気になります…!ただ、この価格変動の裏には、こうした天気の事情や、均衡を保つための調整などが行われているということを改めて実感しました(^^♪安定供給って、本当にありがたいことなのですね♪

さて、来週は、小田のピーマン生産者さんの元へ伺いますよ~!お楽しみに☆