2021年9月28日火曜日

伊予美人の名付け親!今年も宝利さん♪

 旬感!えひめチュレ 9/28(火)放送

みなさん、こんにちは!ますはらあきこです(^^♪先週から、JAうまの伊予美人をご紹介しています(^_-)-☆今週は、生産者さん訪問!ということで、伊予美人といえばこのお方、JA愛媛野菜生産者組織協議会会長でもある宝利義博さんをご紹介します!

1年振りの宝利さん♪今年もお元気そうでよかった~!さて、こちらの宝利さんがなぜ「伊予美人といえば宝利さん」かというと、この「伊予美人」の素敵な名付け親でもあるからなのです~!もちろん、伊予美人の生産者さんでもいらっしゃるんですよ☆

今年も身長が高く育った里芋の葉っぱ!宝利さんいわく、8月の長雨でぐんぐん伸びたんだそう!実は心配されていた長雨も、その前の天候でそもそも水不足ぎみだったようで、バランスが取れ、功を奏したんですって!(^^)!本来なら、銅山川の影響で水不足にはなりづらい土地のようなのですが、こんな年もあるんですね~◎

9月から本格的な収穫がスタート!そしてまず行うのが「試験掘り」というものなのです◎各部会ごとの収穫の様子を見るために、3株ずつ掘るこの行事!親芋→子芋→孫芋…と順々に並べていきます。場所によって、収量が違うのも本当に不思議(^^)土地が違うと、育て方も考え方も違う、水をやる量もそれぞれ違うなどで、里芋の成長にも個性が出てくるそうなのです◎

…ふと、お話を聞いている納屋の外を見ると、お米がいい感じに実っていたのですが…たしかこの場所は去年伊予美人が植わっていたところのはず…!!!実は、里芋は同じ場所での連作NGなんです◎中2年はあけないと「連作障害」となり、芋が小さく弱くなってしまうんだそう(>_<)なので、今年はお米を作っているんですって☆お米を作ることで、また畑が復活していくというのだから、自然って不思議ですよね(^_-)-☆

伊予美人を育てる上で、7、8月頃に気を付けなければいけないのが病気!病気にかかることは止められないので、そのための防除が大事なんですよね…!

9月の伊予美人は、みずみずしくて、味に甘みがあるのが特徴◎10月の濃厚な味が本来の味ではあるものの、この時期の伊予美人もフレッシュで最高においしいんですよ☆

宝利さんたちは、給食でも伊予美人提供♪地元の子供たちに向けた動画を作成し、伊予美人がどんな感じで成長しているのか見てもらってもいるそうです◎さらには、授業で里芋掘り体験もしてもらっているそうですよ!(^^)!全国に誇れる農作物があるのは、子供たちにとっても自慢になるでしょうね~!そして給食で伊予美人が食べられるなんて、超ぜいたく☆素敵です♪

実は愛媛県、里芋の反収と呼ばれる10アールあたりの収穫量は、日本一なんです!つまり、1つ1つの株にたくさんの芋がついているということ!親芋をのけて、2キロくらいつくものもあるんだとか☆これって、この土地が里芋づくりに適している表れなんだろうな(^^♪

宝利さんは芋炊きにイカのゲソも入れるらしいですよ♪四国中央市では入れる人も多いのでしょうか?同じ愛媛だけど、芋炊きひとつとっても地域性が色々出て楽しいですよね☆いろんな芋炊きの大試食会したいなぁ(笑)

今年の伊予美人は、今までにないみずみずしさで宝利さん的には最高の出来!今は、子芋よりも孫芋が大きくできるようにもなってきた伊予美人◎まずは地元でたくさん食べてほしいですし、さらには全国の方にも伊予美人のおいしさを知ってほしいです、本当に♪

なかなか、外で…とか、大勢で…とか、芋炊きができない昨今ではありますが、愛媛の大事な食文化のひとつ◎おうちでいっぱい伊予美人を入れた芋炊きを食べて、秋を楽しみたいものです♪来年こそは、伊予美人にかかわっているみなさんが、大鍋を抱えて県外へおいしさを伝える活動ができることを切に願っています(^_-)-☆


オマケ① 宝利さんが畑の様子を見るときに乗る愛車「チョイノリ」

オマケ② 新しい相棒も!

2021年9月21日火曜日

今年もおいしくできました!JAうまの伊予美人♪

 旬感!えひめチュレ 9/21(火)放送

みなさん、こんにちは!ますはらあきこです(^^♪今回ご紹介する食材を見ると、「あぁ、もう秋がやってきたんだなぁ~( *´艸`)」と実感…!そう、伊予美人です~!

里芋ってだけでも秋!って感じなのですが、この伊予美人は、また特別な味わい…。ということで、愛媛さといも広域選果場所長の岡本さんにお話を伺ってきました!

この愛媛さといも広域選果場に来るのは去年ぶり!今年もたくさんの伊予美人たちが集まってきていました◎今年は、愛媛県全体で5000トンの生産を目指しています(^^♪

愛媛県内の主な栽培産地は、JAうま・JAえひめ未来(新居浜・西条)・JA周桑・JAおちいまばり・JAえひめ中央・JAえひめ南で、関東・中京・関西(京都・大阪・奈良・神戸)・中国・地元市場と広い範囲に出荷されています!

愛媛県下には、愛媛広域さといも選果場・JA周桑・JAえひめ中央・JAえひめ南の4か所を拠点として伊予美人の出荷がされていて、今回訪れた「愛媛広域さといも選果場」は、JAうま・JAえひめ未来・JAおちいまばりの伊予美人を広域選果しています!去年できたばかりのピッカピカの施設なんですよ☆

気になる出来ですが、どこに取材に行っても出てくる梅雨入りの早さや長雨、曇天などの話題がここでも聞かれました(>_<)こう雨の日が続くと日照不足になり、生産者さんにとっては難しい年だったと思うと岡本さん。環境的には厳しい年となったようですが、おいしい伊予美人ができているとのことでした!(^^)!よかった~!!!!

里芋は、親芋の周りに子芋→子芋の周りに孫芋→孫芋の周りにひ孫芋と、次々と周りにくっついてできます◎主に出荷されるのは、子芋~ひ孫芋くらいですが、オススメは孫芋!(^^)!選果場では、みなさんがサイズや優・秀を目視で確認しながら選別!特に出来の良い秀品は、見た目が丸く、子芋には孫が3、4個もついているんだとか!

伊予美人に関していうと、好まれる形がきれいな俵型☆これも丸みを帯びたきれいな俵型なんです♪

中岡さんは、写真を撮影する少しの間でも、選別しているお母さんたちと仲良くなれたそうです!(^^)!さすが!!こちらのお母さんたちは、瞬時に優品・秀品を選別するかっこいいプロ集団なのです!

ここで、岡本さんからおもしろいお話が!愛媛には、芋炊き文化があるので、大きな里芋をザクザク切ったりするので大きいものが好まれるそうですが、関西は煮っころがしなどで里芋を食べるのが主なので小さめ、さらには関東も大きめが好まれるんだとか!!!!産地によって、好まれるサイズを分けて出荷をすることもあるそうです◎

岡本さんのオススメの食べ方は、芋炊きはもちろん、素揚げや田楽もいいんですって♪やわらかくて、ほくほく、ねっとりの食感を存分に楽しめそうです( *´艸`)

伊予美人は、生ものなのでなるべく早くに食べてほしいと岡本さん◎乾きや変色具合をチェックして、泥付きのものは、泥を落とさず、冷暗所で保存するのがオススメです♪

今年も本当においしい伊予美人ができています!10月~11月にピークを迎える伊予美人◎ぜひ旬を逃さず、たくさん召し上がってくださいね~!(^^)!


オマケ:今日の長生さん。長生さんは、伊予美人どう食べるのが好きなんだろう?

2021年9月14日火曜日

基本は土から!小田のピーマン♪

旬感!えひめチュレ 9/14(火)放送

みなさん、こんにちは!ますはらあきこです(^^♪先週から、JAえひめ中央の小田のピーマンをご紹介していますが、今日は、生産者さんの畑へGO!泉田孝行ピーマン部会長さんにお話しを伺っています(^^♪


泉田部会長さんの畑では、800本のピーマンの苗を植えているそう!今まさに、収穫の真っただ中です◎今年のピーマンは、泉田部会長さんとしては「形が悪い…」とのことですが、味には関係ない、小田ならではのおいしいピーマンができているよ!と開口一番教えてくださいました!(^^)!


20年近くピーマン農家をされている泉田部会長さん♪小田の朝晩の寒暖差のある気候は、ピーマンには厳しいけれど(笑)向いていて、甘くなる秘訣なんだそう!(^^)!そして、もうひとつ、小田ならではの畑づくりとして、ポイントとなるのがコチラ☆


雑草を生やさないために敷いている「かや」!これ、ず~っと敷いているので、それだけでも大変な作業(>_<)でも、この「かや」が、雑草防止だけではなく、次年度のピーマンづくりのためのたい肥となるということで、無駄がないことに大感動~!


さらに、泉田部会長さんの畑では、あまり見たことがないようなこの立派で強い木の支柱がピーマン畑を支えています◎これは、もともと足場に使っている木の柱!なるほど、だからこんなに立派なのかぁ~!パイプとかだとさらに支えが必要になるそうなので、重宝しているそうです◎こうして支柱をしっかりしたものにしているのは、台風対策のため!

そしてもうひとつ、今年導入した台風対策がコチラ!


中岡さんの右側にある、ピーマンよりも少し背の高い草が生えていると思うのですが…これがソルゴーの防風林なのです◎今年は3列おきにこの防風林を設置しています!効果があるかどうかは、台風が来てみんとわからん!とのこと(;^ω^)もし、効果があれば、ピーマン部会のみなさんにもオススメしたいそうですが…できることなら来ないでほしいですよねぇ!



あとは、暑すぎてもピーマンが日焼けしてしまうので、影を作るためにこちらのカバーが必要です◎取材日の翌日頃から、お天気が良くなる予定だったので、急いでかけないと~!とのことでした!

天気のことはどうしようもないので、こうして事前対策が重要になってきます☆そして、防除をしっかりして、病気を防ぐことも大事なんですって!天気が毎年違うけれども、基本は同じ、これまでの経験を生かして対処をされるそうです(^^♪




さ、ここで試食を~!ピッカピカで立派なピーマン(美人)です♪かじると、水があふれている~!とってもみずみずしくて、甘いピーマンです( *´艸`)

泉田部会長さんによると、土づくりをしっかりしていると、3年くらいは同じ畑でピーマンを育てることができるそうです◎そうして、新たに別の圃場へ変えるときは、前に何を作っていたかを調べて、一から土づくりを!基本は土づくりからなんですね~♪



そしてこれ!2枚の写真を見比べてほしいのですが、上よりも下の方がスッキリしていませんか?下の方は剪定をしているのですが、これには理由があります◎剪定をした方が、栄養がいきわたり、陽もよく当たり、ピーマンがすくすくと育っていくんだそう!ただ、この剪定作業もめっちゃ時間かかりそう(>_<)暑い中、お疲れ様です!



さらに教えてもらったことで、量はたくさんできていても、3分の1くらいは捨ててしまうことも…!これは、仕分けのルール上仕方ないのですが、特に今、泉田部会長さんを悩ませているのが…このピーマンの表面に、こう、ひっかき傷みたいなのがあるの、わかりますか?「ガザ」と呼ばれる現象なのですが、この触るとザラザラするガザがあると、商品にはならないそうです。こうなる原因は、急激な成長によって実が裂けるからだとか…。でも、味はおいしいからなぁ、どうにか活用法が見つかるといいですよね(^_-)-☆


立派に育った泉田部会長さんのピーマン!私たちもおすそ分けをいただいたのですが、泉田部会長さんのオススメは、ピーマンを千切りして、塩で軽く揉む!以上(笑)!これがビールのアテに最高なんですって( *´艸`)小声でこっそり教えてくださいました(笑)!ぜひ、おためしあれ~!

小田のみなさんが、年間を通して、おいしいピーマンを作るためにがんばっています!ぜひみなさんも、お近くのお店で手に取ってみてくださいね~!

2021年9月7日火曜日

気になる今年の出来は?小田のピーマン♪

旬感!えひめチュレ 9/7(火)放送

みなさんこんにちは!ますはらあきこです♪爽やかな秋風が吹き始めていて、夏の終わりを実感します(^^♪
ただ、まだまだ夏秋野菜と呼ばれる野菜たちもたくさん収穫できているですよ~!今日はその中から、JAえひめ中央の小田地区のピーマンをご紹介します!(^^)!お話を、JAえひめ中央南部営農支援センター小田分室の松本さんにお聞きしていますよ☆


まずは愛媛県のピーマンについて!主に、JA松山市(久万)・JAえひめ中央(小田)・JA愛媛たいき・JAひがしうわで生産されていて、関西(京都・大阪・奈良・神戸)市場、地元市場に出荷されています◎

その中でもJAえひめ中央のピーマンは、およそ県下全体の4分の1の生産量を占めています♪昨年取材したJA松山市の久万のピーマンが一番多い出荷量なのですが、それと小田のピーマンの出荷量を合わせると、なんと県下の90%(!!!)を占める生産量なんだとか!(^^)!
現在JAえひめ中央では、約50名前後の生産者の方がピーマンを生産しています◎主に、京都・大阪・奈良・松山の市場に出荷されており、7~9月が数量の多い時期なので、まさに今、みなさんが店頭でも見かけている県内産のピーマンは小田のものも多いと思います☆


小田のピーマンのおいしさの秘訣は、なんといっても昼夜の寒暖差!これが適度な甘さをもたらしてくれるんだそうです♪
松本さんに、ずばり今年の出来を聞いてみたところ…最近あった長雨で、生産量に結構影響があったんだそう(T_T)確かに、8月に1週間以上雨が降った時、ありましたよね!?

ただ、夏の気温が30℃を超えると生育が悪くなり、さらには長雨で肝心な花が咲かず、生産量に影響が出ているそうなのです。今後の回復に期待!と松本さん!(^^)!
天気のタイミングって、本当に重要なのですね。雨が降らなさすぎるのも問題ですが、降りすぎもよくない…。ただ、変えることができない天気のきまぐれには、事前に準備をして対策でしのぐことが重要です◎




JAえひめ中央のピーマンの、本来の生産量ピークは8月上旬~中旬頃◎
本来だともっと量があるそうなのですが、取材日の選果作業は終了していました。これから天気が回復してすくすくとピーマンが育つと、またバリバリに稼働するそうです!


さらに、収穫量にも「山」と「谷」があるというお話も松本さんからありました!
ピーマンの花が咲いて実ができるまで、だいたい25日くらいなのだそう◎一気にできたピーマンを一気に収穫するわけなのですが、次のピーマンがまたできるには、やはりまた25日くらいかかるのです。これがいわゆる収穫の山と谷♪とにかく、花の咲く時期に、曇りだったり長雨だったり台風がきたりするととても大変!常にお天気との戦いなのですね~!




とは言いつつも、この日もたくさんのピーマンがトラックに積み込まれていました!普段、いかに生産量が多いかを改めて実感しますよね(^^♪6月初旬頃から始まる収穫は、霜が降りる頃まで続くとのことなので、まだまだこれからもたくさんの小田産ピーマンが皆さんのお手元にまで届きますよ☆


ここで、JA全農えひめの長生さんも登場!販売についてのお話を少しお聞きしました。
今期の夏野菜は、8月中旬の台風までは好天にも恵まれ、愛媛を含めたいろいろな産地から潤沢な出荷となっており、数量が多く販売は相場安の展開となっていたそうです。ただ、これは生産者さんにとっては苦しい状況なんだとか…!
そこに8月中旬の台風の襲来と、その後の長引いた曇天降雨によりいろいろな作物の数量が激減し、相場が高くなっていったそうです。
夏場の野菜は外で育てる品目(露地野菜)が多く、天候による影響などで数量の増減が激しく、相場も変わりやすいことも特徴の一つなのですが、ここまで数日の間でガラッと変わるのはなかなか例年にない状況だそう…(>_<)そのくらい、この長雨は大きな影響があったのですね~!
現在も、いろいろな品目で徐々に数量が回復しつつあるそうですが、完全ではなく相場も落ち着いてはいない状況が続いているとのことです。ただ、これは市場価格のお話なので、スーパーでみなさんが目にする価格とはまた違うそうですよ◎

いずれにせよ、野菜って生活に直結しているので、ちょっとの価格変動も消費者としては気になります…!ただ、この価格変動の裏には、こうした天気の事情や、均衡を保つための調整などが行われているということを改めて実感しました(^^♪安定供給って、本当にありがたいことなのですね♪

さて、来週は、小田のピーマン生産者さんの元へ伺いますよ~!お楽しみに☆