2023年5月9日火曜日

冬の手入れが春へつながる☆JA松山市の一寸蚕豆♪

 旬感!えひめチュレ 5/9(火)放送

みなさん、こんにちは!(^^)!ますはらあきこです(^^♪先週からJA松山市の一寸蚕豆をご紹介しています☆

実は、畑の持ち主であるJA松山市一寸蚕豆部会長の野本正志さん、収穫間際で多忙のため、先に収録を初めていたのですが…お忙しい合間を縫って駆けつけてくださいました◎ニコニコ笑顔が印象的な優しい部会長さんです♪

野本部会長さんは、一寸蚕豆を作り始めて約10年◎その畑は、とっても整然としていて、一寸蚕豆の身長がすごく高いのが特徴的!(^^)!こういった畑にするためには、冬の手間が重要なんだとか!株元に脇芽がたくさん出てくるそうなのですが、ポイントは5本だけ残すということ!この残した5本が、適当な間隔を生み、日も当たって立派に成長し、実が大きく成長する決め手になるんです◎いい蚕豆を作るためには、お天道様は必須!さらに、適当な間隔で風通しがよくなり、病気にもなりりくくなるんだとか◎

野本部会長さんの畑は安城寺にあるのですが、結構風通しのよい場所だと感じました。特に冬は北風も当たるそうです。少し前には雹の被害にあったことも…(>_<)ただ、今回は東西向きに畑を作ったことによって被害は最小限で済んだそうですが、南北向きに作っていたところでは、アバタができたり、葉っぱがちぎれる被害が出てしまったとか…。ただ、このあたりも毎年予測できるものではないので、経験値で乗り切っていくほかないそうです。

「帝国ホテルの絨毯よ♡」と笑顔で言ってくれた野本部会長さん♪畑の足元は、ふかふかでとても歩きやすかったのですが、これはもみ殻をたっぷりと敷いているため◎通気性や水はけを良くする効果もあるとか☆

冒頭に、冬の手間が蚕豆の木の高さを左右するとお話しましたが、支柱や紐での固定も効果的です◎この支柱がないと背が低くなるそうで、背が高くなると上の方まで蚕豆ができる=収量がアップするということなんです!(^^)!

一寸蚕豆は下の方から実が大きくなっていくのですが、上の方を見るとまだ小指の先くらいの大きさのものも。このサイズは、あと30日くらい経つと収穫できる大きさになるそうです◎ただし条件は“木が持てば”。少しでも長く木を持たせるために、寒さや暑さとの戦い(>_<)確かに出荷を迎えるGW付近って、めちゃくちゃ暑い日も多いですもんね!高温になると根本が痛むそうなので、要注意です!

さらに畑の上側を見てみると、ネットが張り巡らされていました。これは、カラスなどの害鳥対策。天気や害鳥など、多方面に気を付けることがあるんですね~!

1年目の頃は右も左もわからず、先輩に教えてもらっていた野本部会長さん。3年目では風通しの大切さを学び、5年目からは収量アップを実感してきたそう!(^^)!毎年違う条件を乗り越えるのは経験値。今期は、天候に悩まされるシーズンとなっているそうで、定植後の乾燥や寒波(クリスマス寒波・1月下旬寒波)、3月下旬からの気温高、降雨、雹害など…(>_<)様々な影響を受け例年より少ない出荷量となりそうな見込みです。様々な試行錯誤の元、おいしい一寸蚕豆が市場に出回るよう努力してくれている生産者さんに感謝!

野本部会長のオススメの食べ方は、お醤油とダシを少し入れて炊くこと!ぜひお試しくださいね♪旬の短い一寸蚕豆ですが、春の訪れを実感できる豆だと思います。今年も逃さず召し上がってくださいね~(*´ω`*)